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ウソのようなホントの話2

カシオペアがブラジル国内公演(なんと最高8ヶ所も回りました)をやっていた1987年ごろはとてもすごいインフレで、年率1000%というのを体験しました。まず当時のブラジルの貨幣単位のクルゼイロが闇での両替ですと、100USドルで300万クルゼイロでしたし、ホテルに3泊もとまっていると、ルームサービスの料金表示の部分だけ差し変わって上がっていきます。まるでタクシーに乗っていて時間距離でメーターが上がるような感じでしたね。その後クルゼイロは1000分の1のデノミでクルザードになり、またさらになんかの名称に変わっていって、やっと異常なインフレが収まったようです。そんな状況の中でもブラジルの人たちは「This is Brazil」と自然に生活しているのが今でも強く印象に残っています。せこせこせずに悠然としているんですね、彼らは。
このあたりのお話は拙著「フュージョン狂時代」を一度ご覧ください。

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Comments

現在の通貨はレアル。
あのころは、新聞の価格が3日に一度値上がりをしていました。
週刊誌は毎週。
レストランは、値段は変更し安いようにメニューは鉛筆書きでした。
3ヶ月に一度は新札が出ましたが、お札の印刷が追いつかず、小額紙幣ばかりで給料がアタッシュケースに半分くらいでした。
今は昔ですが。

Posted by: Sao Paulo | January 21, 2005 06:58

こんばんは

毎日ブログの更新を楽しみにしています

年率1000%のインフレですか
今の日本では考えられないです

(といっても、日本の国債発行額から見て、
国の家計は健全ではありませんが)

また、あっと驚くネタがありましたら
記事にしてください

楽しみにしています

Posted by: Wing2100 | January 20, 2005 22:12

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