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ハービーとネットで共演2

その1から続く、、、

まずはこの準備期間のない中、日米でどのように制作環境を整えれば生放送中に曲を完成させることが出来るかを考えることからはじめました。たまたまその時期にヤマハよりDTM用でMU-50というのが発売されたので、まずはこの音源を共通のものとして、MIDIデータのやりとりで行うことを提案しました。これならばデータサイズは微小なものなので、通信状況が悪くてもなんとかなります。また音源が両方に同じものがあることで、イメージに差異がなくなりますので、コミュニケーションもとりやすくなります。結果日本でもアメリカでも同じ音色のものが同じアレンジで再生できるようにしたのでした。シーケンサーソフトはハービーも私もパフォーマーユーザー(Performerという名前のソフトです)でしたので、これはラッキーでした。という段取りを取って、番組スタッフの一人がMU-50を持ってハービーの家へ向っていったのです。
理想はお互いが映像で見合って、生演奏をともないながらコラボ(今なら楽勝で出来ますね)ですが、その当時はかなりカクカクのTV電話っぽいものが限界でした。番組的にはそれでもOKで、インターネット時代を象徴する映像と音楽の一大イベントのはずで当日を迎えたのですが、、、
まずスタジオに午後に入り、放送に関する簡単な打ち合わせをしました。進行は久米宏さんでニュースステーションの後の23時-25時の生放送です。余談ですが、久米さんは私の高校(都立大学付属)の先輩で、かつ卓球部(私は卓球部だったのです)のOBでもあり、結構初対面なのに打ち解けた雰囲気ではじまりました。そういえばTV局の方もさほど切迫した感じではなく、私にも長丁場なので隣接の全日空ホテルの結構いい部屋(結局見ていませんが)を用意してくれたほどでした。食事もご用意、お部屋も快適のはずだったのですが、、、

つづく、、、

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Comments

はじめまして、昨年はヤマハ楽器祭での和泉宏隆さんとのデュオ(シンクロしないずどDNA)、CASIOPEAの「the way of casiopea」「MARBLE」の両ツアーを楽しませて頂きました。

ハービー・ハンコックとネットを介して共演されていたとはビックリです。そういえば、神保彰さんもニュースステーションか何かに出られたことありましたっけね。
因みにハービーのアルバムでは、「ヘッドハンターズ」はもちろんの事、その他に「洪水」(放題)と言うライブアルバムも好きです。

Posted by: tarika blue | January 17, 2005 17:18

くぅ~、いいとことで 「つづく、、、」 ですかっ?私も気になるぅ。早く聞きたいっ。
でも、お忙しい中こうやってブログ書いてくださってるだけでもとってもありがたいので、
おとなしく次の電車が来るの待っておきますね、車掌殿♪

しかし裏ではそのようなギリギリの遣り取りが行われてるとは、全く知りませんでしたよ!
私の記憶では、映像&演奏にタイムラグは感じず、滑らかで「ズゲぇー!」って驚いたような気がします。

Posted by: コニー | January 17, 2005 16:15

それからそれから??聞きたい聞きたい!!
さすが向谷さん、続きが知りたくなる展開ですー!ライブMCのときに「まだ聞きたいなあ~」と思う気持ちに似てる・・・もちろんライブの時は演奏主体なのはわかってますが(笑)!

Posted by: ふくちゃん@京都 | January 17, 2005 14:44

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